2019.05.20(Mon)
はじめての投資をするタイミング
ライフプラン / 資産運用資産運用はどのタイミングで始めるのが良いでしょうか?
資産運用をやってみたいけれど、『なかなかきっかけがなく始められない』と言う話を聞くことがあります。
インフレリスクに備え、運用をしながら資産を形成する事をお勧めすることも少なくない三島ですが、資産運用を始める前に今どのような状況になっているか…。
最低限整っているべき状況が2つあります。
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資産運用を始める前に整えておくべき状況
①半年分以上の生活費が口座にある
特に目的はない銀行の普通口座に入っているお金(流動性資産)は、金利は望めないとはいえ、いつでも引き出すことができるため緊急予備資金としての大きな役割がありますす。
この流動性資産は、口座に最低限生活費の半年分以上あるのが望ましいと言われています。
急な入院やリストラなど、まとまったお金が必要になってしまったときにすぐにお金が引き出せないと困ってしまうことがあります。
まずは、そのお金が口座に準備できてからが投資をスタートできるタイミングとなります。
注意:フリーランスの方は、社会保障が違いますので1年分の生活費が口座にあることが望ましいです。詳しくはこちら。
注意:年収が1000万円以上の方で生活水準も高い方は、急なリストラに備え一年分の生活費を予備資金として確保できれば、焦らずに転職活動に勤しめます。
② 10年以内に必要なお金(ライフイベントのための資産)は準備済みである
資産運用は常に好調と言うわけではなく、山あり谷ありです。
3年後には住宅を購入すると決めているからその頭金を投資で殖やしたい…というのはお勧めしません。
『ライフイベントが間近に迫っている!だけど、元本割れで解約・換金できない…』なんてことが無いようにしましょう。
長期で分散投資すれば、ある程度リスクをコントロールする事は可能です。
様々なデータを今まで見てきた限り言えることは、特に10年以上の分散投資を継続した場合、元本割れの確率はかなり抑えられるという事実です。
よって、10年以上経過後に必要になりそうなお金を投資で形成することを強くお勧めします。
そして、使いそうなタイミングが近づいてきた段階でリアロケーションしていくことが重要です。
*リアロケーションとは運用期間が短くなったりすることでリスク許容度が変わった時にアセットアロケーション(資産配分比率)の方針自体を変えることです。
お金をどのタイミングで投資し、どれくらいのリターンを求めながら投資をしていくべきかは、やはりキャッシュフロー表を作ることでクリアになります。
そのライフイベントを目指して、どのように投資していくべきかを検討してみましょう。詳しくは分かりやすい上に、安心!FPが勧める貯蓄方法をご参考にしてください。
マーケットを見ながら投資のタイミングを判断することは、プロでも難しい至難の業です。
多くのプロがひしめくマーケットで、運用初心者がタイミングを狙った投資を成功させることは不可能だと考えます。
投資を始めるタイミングは、マーケット云々ではなく、あなた自身の準備が整っていることが最も重要です。