2019.03.08(Fri)
保険の無料相談におけるファイナンシャルプランニングの限界
ファイナンシャルプランナー / ライフプラン保険に加入を考えたときにライフプランの必要性を感じて、相談窓口でキャッシュフロー表の作成をしてもらった経験のある人は沢山いらっしゃることと思います。
無料でできるライフプランニングや作成してもらえるキャッシュフロー表。
独立系のファイナンシャルプランナーはなぜ、有料なのでしょうか?
本当に、その価値はあるのでしょうか?
同じものができあがってくるのであれば、無料の方がいいと考えるのが当然です。

しかし、ここで一つ立ち返っていただきたいことがあります。
何度かブログでも触れていますが、ライフプランを現実化させるための方法はいくつもあり節税効果や目的、何年後のために準備するかによってやり方が違ってきます。(詳しくはこちら)
資産形成に必要なツールも、保険だけではありません。
でも、もしあなたが『老後のために貯金したい』と思って保険相談専門のファイナンシャルプランナーに相談したら、出てくる選択肢はおそらく、外貨建て個人年金か終身保険の短期払いのような商品だけで、『個人型のiDeCoの選択肢についてや、つみたてNISAもありうるかもしれない…』という話を聞くことはほとんどできないでしょう。
それはある意味当然と言えます。
彼らが無料で相談にのっている背景には、保険に加入していただくことで入ってくる保険会社からの手数料で収益を得ているからです。それは悪いことでなく、会社員として仕事をするというのであれば、ある意味当然のことです。
しかし独立系ファイナンシャルプランナーは違います。
その人のファイナンシャルプランニングにとって、保険に限らない様々な角度から本当に良い選択肢をテーブルに並べてご相談にのることができるのです。
そこに有料と無料相談の大きな違いがあります。
相談料の数万円という金額は決して小さなものではありません。
しかし、例えば実際にiDeCoという選択肢を考えていなかった方が、そのメリットを知って実行してみると、その相談料以上の減税効果が一年以内にあることも多々あります。
そして、その減税効果がつみあがると、それはとても大きな違いになります。
数万円の初期投資が、あなたの人生にとって大きな影響を与えることができるとしたら、それは決して高い金額ではありません。
(しかし経験上、『本当にアドバイスされてよかったー』と言っていただけるのは、一年やそこらではなく、運用で資産形成が安定してくる10年後以降になることが多いです)
おすすめの記事
-
ライフプラン 2019.09.17高齢出産ママのリスクは健康面だけじゃない!
一般的に40歳・アラフォーでの出産となると、最も心配されるものの1つが健康リスク。 何..
-
ライフプラン / 貯蓄 2020.05.22高齢出産は初産で35歳~。年齢が後ろ倒しになることによる金融資産への影響は甚大!
高齢出産が珍しくもない昨今です。 今回は、高齢出産によってあらゆるライフイベント(住宅購入や教育費が..
-
ライフプラン / 貯蓄 2019.02.05超低金利時代。それでも財形や定額預金で貯蓄すべき人とは?
皆さんもご存知の通り、空前の超低金利時代の真っただ中にいる日本。 『銀行や財形の金利なんてほとんどつ..