2022.03.09(Wed)

自然体で『FIRE』を達成しそうなご夫婦の話

ライフプラン / 資産運用

FIREという言葉をご存じですか?

 

FIRE…Financial Independence, Retire Earlyの略で、経済的に自由な状況になって早期退職し、楽しいセカンドライフを楽しむ生き方のことを指しています。

単なる早期退職とFIREとの違いとしては、FIRE後の多くは労働ではなく、運用益で生活できるような基盤を作っておくのことが、この両者の主な違いと認識しています。

 

ここ数年、多くの方がFIREを知り、それを目指して投資に取り組んでこられたことを知っています。

『FIRE目指したいです!』…そういった目的での御相談も受けたこともございます。

 

 

…そして、2022年。このウクライナ情勢…。

地政学リスクによる不透明感から株価の下落が止まらず、不安に思っている人も少なくないのではないでしょうか?

 

セオリーとして、一般的にはよくない状況が長引けば長引くほど、考慮すべき新たなリスクが発生するものですが、今回もご他聞に漏れないようです。

状況が長引き、さらなるリスクが増えることで、多くの方を不安な気持ちにさせているのも肌で感じています。

 

さて。

だからこそ、そんな状況だからこそ。

今日はこんな時だからこそ、話しておきたい『投資の効果』の話をします!

 

以下、実話です。

先週末に行った面談は、長年お付き合いのあるご夫婦との定期面談でした。

 

このご夫婦。

お子様はお二人ですが、お二人とも小学校から私立への進学しており、上のお子様は来年度から私立校への進学が決まっています。

パパの希望は60歳での退職で、こちらも問題なく達成できそうな感じです。

そんなアラフィフの彼は、ここ数年、『田舎で農業をやったり、インドカレーのお店をやったり、趣味の音楽をもっと楽しんだり…』と退職後の生活に向けて想いをめぐらされています。

 

一方ママの方は、子育てしながら最近は趣味が活かせる会社でマイペースに勤務されいます。

と、そんなご夫婦のご相談を10年以上継続的に受けてまいりました。

 

で、ここまでの話。

  1. ・子供は二人とも小学校から私立へ進学
  2. ・60歳で退職予定

…とこの情報だけ聞いていると、

『きっとかなりの高収入で頑張ってこられたんだろうな…』

 

と多くの方が思われるかもしれません。

 

もしくは、

『学費以外はめちゃくちゃ節約したんじゃない?』

 

そう思う方もいるかもしれません。

 

でも答えはどちらも『NO』。

 

勿論、世帯として決して低い収入というわけではありませんが、腰を抜かすほどびっくりするほどの高収入というわけでもありません。

また、時々海外に遊びに行っていらっしゃる話も伺っていますし、私が担当する顧客の中では平均的な支出だと認識しています。

 

はい。…では、この『ご夫婦の望む人生』。

 

どうやって上手く回しているのでしょうか…?

 

実は、お二人の場合『資産運用による複利効果』を最大限活用しているのです。

複利効果についてはこちらからご確認ください

 

お二人が資産運用&積立運用は今から15年以上前。

その時から投資を続け、その資産は今や大きく育ち、お子様の教育費やお二人の老後を支える大黒柱に育っています。

 

彼らが今後支払っていく教育費の半分近くは実は、運用益によるものです。

 

これ、信じられないくらいすごいことですよね。

 

 

 

…勿論、ここまで平坦な道のりだったわけではありません。

2008年のリーマンショックでは、一時的に資産が半分になったこともありました。

その後も数年以上、元本割れは続きました。

 

多くの投資商品を扱う私自身ですら、『これ、このまま下がったままなんじゃない?』と、不安になってしまうような時期もありました。

 

それでもお二人はこれまでのスタンスを変えずコツコツコツコツと運用資産を積み上げていきます。

 

そして、その結果資産が大きく育ち彼らの今のライフプランにまで影響を与えています。

 

巷では最近FIREがちょっとしたブームにもなっていますが、

ツガツした感じでもなく、無理な節約をするでもなく、小さくまとまるでもなく、ごく自然体で、投資の複利効果を信じてやってたら『結果60歳でFIREしちゃいそうです』なんてご夫婦を目の当たりにさせて頂きました。

 

FPとしても貴重な機会に恵まれお二人にはホントに感謝です。

 

  • 『どんな時にもブレずに、コツコツ投資する。』

 

シンプルなことですが、先行き不安なこんな時こそ大切にしたいことです。

 

ちなみに…

 

お二人のお子様にかかりそうなここ数年の教育費ですが、昨年から急な下落に備えて少しずつ安全資産に移していましたので、今回の急落もライフプラン自体には大きな影響はありません。

 

ライフプランと資産運用を切り離して考える方もよく散見いたしますが、これ、切っても切り離せない関係があることをぜひ知っておいてください!

 

皆さんのライフプランが実現しますように…☆

 

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