2019.03.07(Thu)
ライフプランにおけるファイナンシャルプランナーの意外な役割
ファイナンシャルプランナー / ライフプラン『自分の知らないお金のことについてアドバイスが欲しい』という理由でファイナンシャルプランナー(FP)に会おうという方も多いと思うのですが、FPを介して夫婦やパートナーと改めて話し合ってみるとお金のアドバイス以外に、意外な効果があったりします。

それは、『え!そんなこと考えていたんだ…』と配偶者やパートナーの意外な一面について知ることができることです。
おそらく、FPからお二人の普段の会話には出てこないことを質問されたり、普段話題にしないことが話題になったりするからでしょう。
そんな反応をお二人の会話の中で拝見させて頂くことが、今まで何度もありました。
ライフプランニングでは、オーソドックスな収入・住まい・教育・資産に関する質問だけでなく、ご実家の両親に関することや老後のことや万が一に想定される生活などもお聞きしていきます。
そうなったときに起こりそうなことや万が一の時でも譲れないことなどを、時間をかけてヒアリングしていくのです。
普段気にはなっていても、話題にするのがはばかられるようなデリケートな話題が多いです。しかし、適切な第三者(FP)をはさむとスムーズに進む傾向があります。
またヒアリングがしっかりできていると、その後のプランニングやプランの実行もスムーズに進むことがほとんどです。
そうです、このヒアリングがファイナンシャルプランニングの最も重要なパートなっています!
しかしお話しを続けていくうちに、お二人の間でどうしても折り合いが付けられないことも、時にはあります。(貯蓄のためのお小遣い変更とか・笑)
そんな空気を察した時は、三島は一旦席を外させて頂きお二人だけでお話ししていただくこともあります。
実際に先日読んだFPジャーナル(FP向け会報)にも、アメリカの若手FPとその顧客は、ライフプランニングに重点を置く傾向があるというデータを目にしました。
今後は日本でも、
『保険や金融の商品を選択したい→ライフプランニング』ではなく、
『自分らしく生きるためにライフプランニング→それを実現化するために有効なツールを探る』
という本来あるべき姿のライフプランニングに変わっていくことを期待したいです。
*ちなみに、保険の無料相談でよくあるライフプランニングや、住宅展示場のでの無料相談は金融商品や住宅ローンを買うためのライフプランニングです。詳しくは保険の無料相談におけるファイナンシャルプランニングの限界をご覧ください。
ライフプランニングは「人」がやることです。
損得の現実的な面だけでなく、やり方が適切だという頭で理解する部分だけでなく、気持ち(ハート)の面でも、自分自身で納得のいくものでなければいけません。
長期にわたる資産形成においても、二人(家族)の協力がなくては目標額を達成するのが難しいです。
ご家族のライフプラン実現のための一番のサポーターとして、今後もお客様のとなりで走り続けていきたいと思っています。
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