2020.07.14(Tue)

中学受験にかかるお金は塾代だけで200万円以上!アラフォー出産で挑むなら『その後』もしっかり考えたい。

教育費・子育て

上の子どもが、ついこの間生まれたと思ったのに、もう4年生に。

そうなってくると都内の公立小学校でもママとの会話の中に出てくるのは『中学受験』

エリアによって差はあるとはいえ、私の住む文京区では約40%が毎年中学受験をしている様子。

ちなみに都内でもトップクラスの中学受験率。

もちろん最寄りの駅近辺には中学受験のための塾も乱立しています。

 

今回は、その中学受験にかかるお金とその後について考えます。

ポイントは、

  • 『塾代が既にかなりきつい!』という状況であれば、中学受験自体を考え直すことも選択肢に入れること!
  • コロナの今だからこそ、通塾以外の選択肢も考えてみたい!(4年生以下の場合)

 

中学受験は、教育費がかかり出すほんの序の口。

ここでかなり家計が圧迫されるのであれば、将来の教育費や自分の老後資金に困ってしまう可能性は大。

特にアラフォー出産の場合は、子どもの教育費がかかる頃である50代の頃に収入が下がったり、子どもの学費がかからなくなってすぐに老後生活に突入することもあるため、慎重な決断が求められます。

ライフプラン自体を見直すことが必要かもしれません。

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増える中学一貫校の受験者数

中学受験が増えている背景としては、中高一貫校の増加が挙げられます。

『高校受験はなく、6年間を通してゆったりとしたカリキュラムが組めること』『6年間の授業を5年間で先取りし、最後の一年は受験勉強として確保できる環境がある』などの理由から、以前から人気があった中高一貫校。

高校からの入学募集を停止する進学校が増えていることも中学受験の人気に拍車をかけています。

 

2015年以降、受験者の数は一本調子で増加し、55,000人だった受験者は2020年には62,000人を超える勢いです。(少子化で全体の生徒数は減少)

参考:首都圏学校情報検索サイト S-pot

コロナウィルスの影響で、今後どのように変化するか分かりませんが、ここ近年の増加傾向は顕著です。

中学受験の準備はいつから?

一般的に都内では3年生の2月~塾に通いだすという子も多いです。

しかし『そのタイミングだと最寄りの希望の塾に入れないかも!』という心配がある方や、ご家庭の方針によってはそれ以前から塾通いをしている子もいます。

 

多くの場合で『3年以上』…という長きにわたっての塾通いとなる中学受験。

4年生ごろはまだしも、5年生以降の問題になると親も手伝えないほど難しい内容の問題になりますし、私立の中学受験の進路相談は小学校の先生にはできません。

そんな中学受験を乗り越えるために、中学受験に塾通いは必須アイテムと言われています。

塾代の相場

そんな塾ですが、一体都内の相場はどれくらいなのでしょうか?

調べてみたところ、学年によっても違うようですが、概ね月々受講料のだけで

4年生 24万円~48万円/年

5年生 32万円~63万円/年

6年生 39万円~72万円/年

くらいのようです。

これに夏期講習などのお休み時期の強化合宿やテキスト代、合否判定の模試代などもかかってきます。

結果的にボリュームゾーンとしては累計で200万円~240万円がかかってきます。

 

またトップクラスの進学校を目指す場合、『塾の宿題をこなすための学習塾』に通うこともあり、そういったところで補習する子どもや家庭教師をつける場合も少なくありません。

もちろん費用は別途かかり、諸々合計すると300万円くらいかかる場合もあります。

参考:edu-navi 中学受験の費用ってどれくらい?

既に塾代が厳しいと感じる場合は、その後の教育費が払えない?

何とも高額な塾代ではありますが、これは今後かかってくる教育費のほんの入り口です。

ここで『これはきつい~!』と感じるのであれば、中学受験自体の見直しを考えるのも選択肢です。

 

先も述べたように、最近は中高一貫校の数が増えています。

中学が私立ということは、もちろん高校も、国立の大学に行かなければ大学も、ず~っと私立という可能性が高いということです。

そのためには

  1. ①すでにそれなりの金融資産を準備できているか?
  2. ②もしくは、私立の学校に通わせながらも将来的に一定の貯蓄が見込まれるか?

のどちらかが前提となります。

私立の大学に進むと教育費は年間100万以上、また時には海外へプチ留学的なものがあったり(今はコロナですが)とちょこちょこ支出があることも。

また盲点となりやすいのが交際費

先日参加した『中学受験を迷う親向けのセミナー』に参加したとき、通わせているお母さんから『学校の校風によっては、子ども同士の付き合い費が結構かかりますので、学校のカラーの見極めが大切』とのお話も。

 

そんなわけで、通常であれば公立小学校の時期を過ぎると、徐々に貯蓄率が落ちていく家庭は多いものです。

 

そして、これがアラフォーでの出産となるとよりシビアに。

②の『将来的に必要な貯蓄をできそうか?』において、厳しいケースが多い。

理由としては、住宅ローンが残っていたり、自分の老後の貯蓄も同時にしなければならなかったり…と将来の資産形成に向けて綿密な計画により早くから取りかかる必要があるからです。

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どちらにしても、中学入学から大学までの向こう10年、教育費はしっかり、かかり続けます。

だからこそ子どもの進路を考える時は、親自身のプランを見つめ直す良いきっかけにもなります。

後で困ってしまうことが無いように、また、何か大きな決断する時の参考として、人生全体を俯瞰できるライフプランを作成することは有意義な選択肢の一つです。

withコロナで変わるか?塾の在り方と選択肢

そんな中『工夫次第では中学受験は行けそうだ』『少しでもコスパのいい受験を目指したい』と思うママも少なくないはず。

そして昨今のこのコロナ。

コロナウィルスの影響で経済活動に制限がされ、収入の見通しが不透明になる家庭もあるかもしれません。

一方で通塾させようとしても塾がオンラインでの授業という時期もありましたし、今後もその可能性は考えられます。

 

そこで考えたいのが受験対策用アプリ

例えば、リクルートのスタディサプリとう中学受験用のアプリ。

月額1980円の価格で、神授業というわれるトップクラスの塾講師の授業が見放題(学年も超えられる)となっています。

コロナで4月頃は多くの学習塾が教室を閉鎖し、オンライン授業へ切り替えましたが、今後もこのようなことがあり得るとするのであれば、受験を間近に控えない4年生などが塾通い前にこの手のアプリでも十分対応できる部分があるのではないかと考えています。(特に受験するかどうか迷っている場合なども含む)

 

実際我が家も迷いながらも3年生の2月に、子どもの通塾をいったん検討はしてみたものの、このコロナの状況で検討を一旦ストップ。

このタイミングで入塾を決めて高いお金を払っても、オンライン授業ばかりになるのでは…と思い、それまで積極的に考えていなかった動画での授業をメインとする塾や、受験アプリでの学習も視野に入れ始めました。

 

どの程の度受験対策ができるかはお試し中のため、まだ実感できていませんが、教育関連者の評価は高いようです。(参考ページ:塾・オンライン学習を探すサイト『スタスタ』)

ちなみに、区立の通う全小中学生にタブレットを貸与している渋谷区もスタディサプリを採用しています。

 

自分でコツコツこなせるタイプの子どもに向いていると思われるこの方法。

この手の学習法は自分ひとりでの学習意欲や集中力がどの程度保てるかどうか?と親があらかじめ学習進度の計画を立てておくことが課題になってきます。

 

また、6年生になると進路の相談ができないため、タイミングを見計らって通塾することを検討する必要がありそうです。

まとめ

『中学受験』となると今までとは桁が違った額のお金が毎年出始めます。

これまでちゃんと貯蓄できていた世帯でも、だんだん貯蓄率が落ちてくるのもこの頃。

お金の不安をより現実的に感じる人も多いです。

 

でも不安の根源は『これから教育費をはじめ、老後や住宅にいくらのお金がかかり、それを賄えそうか?』が分からないことが原因になっていることがほとんど。

それであれば、まずはそこをクリアにし、『ここまでだったら使っていいんだから、がんばれ!』と笑顔で子供の受験や、やりたいことを応援してあげたいものです。

確かに、子どもがどんな職業に就くかなんて、子どもが小学生の内は分かりません。

でも、高校、大学への進学…と今後かかる子どもの教育費はだいたいの目安が付けられます!

まずは計画的に準備!

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