2020.07.08(Wed)

アラフォー出産で初めての投資。つみたてNISAとiDeCo、始めるならどっちから?

老後資金・確定拠出年金(iDeCo) / 資産運用

最近よく聞くiDeCoやNISA。

言葉は知っていても、どっちが自分にとっていいのかどうか分からない。

特にアラフォー出産ママの場合は40代以降にライフイベント(教育費や老後資金)目白押し!

できるだけ『お得に』資産形成をしたいものです。

そのためには、住宅・教育・老後のそれぞれの目的に合わせて、節税できる積立方法を上手に組み合わせること!

まさにその、節税できる積立方法の代表格がつみたてNISAやiDeCoです。

 

しかし、投資初心者であれば、どちらの制度を選ぶべきか悩ましいもの…。

選ぶ時に一番大切な選択のポイントとしては、

  • 積み立てる資産の目的は何のためで、 いつ必要になる資金なのか?
  • →必要な時に現金化できる?

ということ。

ココを間違えなければ、大きな失敗はないはずです!

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つみたてNISAってこんな風に使えます

つみたてNISAは主に投資信託を2037年まで積み立てることができる制度。(新規買い付け40万/年まで)

お得になる部分は、運用による利益(分配益など)に対して、通常約20%の課税があるところ、積立NISA枠内であれば非課税(税金がかからない!)こと!

お給料にしろ満期金にしろ、私たちはそれなりのお金を受け取る時は必ず税金がかかりますので、これを逃す手はありません!

この制度の使い勝手のいいところは、

  • ・いつでも好きな時に解約できる
  • ・払込金額を柔軟に設定できる

ということ。

 

この2点の特性を最大限に生かすために、『アラフォーママが使える!』と考えられる用途は

・教育費として

・老後資金として

・住宅購入の頭金として

・75歳などまで住宅ローンが続く場合、繰り上げ返済用の資産として

と多岐にわたります。

※注意※ どの用途として使うとしても、使うまで10年以上先であることが前提です。適切に分散した場合、10年の運用期間があれば元本割れリスクがかなり軽減されるため。

得に教育費は、中学から受験か?高校の途中留学するのか?など、進路も多様化している中、必要な時に現金化できるつみたてNISAはメリットある選択肢になります!(関連ページ:つみたてNISAで教育費を貯める人増えてます

iDeCoってこんな風に使えます

iDeCoだって負けていません!(個人で掛け金を決め、運用しながら資産形成できる私的年金制度)

節税面でいえばiDeCoが上!でしょう。

なにせ、掛け金がそのまま課税所得から控除される(→所得税や社会保険料が安くなる)のですから、例え運用益が出なかったとしても、掛けたら掛けた分だけ税金がお得になります。(掛け金の上限は年27.6万円)

つまり、つみたてNISAは運用益が出ないと節税ができないけど、iDeCoは積み立てた時点で節税効果があるということになります。(この違いは大きい!)

 

しかしiDeCoで積み立てたお金は原則60歳までは受け取ることができません。

よって多くの場合は、iDeCoを積み立てる目的は老後資金となるケースがほとんどです。

 

しかし、アラフォーで出産(特に40歳以上で出産)した場合には、iDeCoの一味違った使い方もできます。ぜひ参考にしてください。

注意したいポイント

投資を初めてする場合

投資を初めてする場合、気を付けていきたいこともあります。

 

まず、投資をするにあたっては、緊急予備資金(生活費半年分)と5年~7年以内に使うお金は現金で確保。

それ以外(10年以降に使うお金)は投資に回していきましょう。

※その準備ができていない人は、まず現金の確保をお勧めします。

投資中の要注意ポイント

現金:投資資産のバランスは適切か(どちらかに偏っていないか)

基本的に、資産全体において現金の割合は半分以上は持っていて頂きたいと考えています。

しかし、運用を続けていくうちに(嬉しいことではあるのですが)運用資産が大きく増えていって、ハタっと気が付いた時には、資産の7割以上が投資資産になっている…なんていうケースも時々あります。

資産全体のバランスやその方のライフプランによって、その割合が適正であることもあり得ますが、多くの場合は、『資産を積み上げ続けた結果、気が付いたら投資資産の割合が高くなっていて…』といった無自覚に大きなリスクを抱え込んでいるケースも少なくありません。

 

確かに、iDeCoもNISAも節税ができる素晴らしい積立制度だと思いますが、資産全体のバランスに偏りがないかは注意しておくべき点です。

払込中の積立金額の変更は柔軟にできるか?

つみたてNISAの場合やiDeCoの場合は、毎月の積立金額の変更は自由にできます。

しかし、ここで一つ注意して頂きたいのが、会社版のiDeCo(企業型確定拠出年金・401K)で積み立てている場合。

『積立金額を変更できる時期が年に一度で、それ以外は受け付けられない』など、社内規定があります。

『そろそろ積立金額を少し減らしたいな…』そう思っていたとしても、その機会を逃しズルズルと継続してしまい、気が付いた時には60歳まで手を付けられない資産はあるけど、引き出せず困ってしまうことがないよう、十分に注意してください。

まとめ

iDeCoもつみたてNISAも、どちらも資産を形成するには使っていきたい制度。

でも、選択する積立方法がその目的に合っていないと、必要な時にお金を準備できないという悲劇に見舞われます。

制度は上手に活用しながら、自分が必要な時にしっかり節税しながら受け取れるものを選びましょう。

 

 

 

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