2018.08.02(Thu)
キャッシュフロー表を作るのをためらう理由
ライフプラン色々気にはなっていて、
ライフプランにも変化もあったりして、
キャッシュフロー表を作りたい!
って思っていたりするのだけど、
家計の管理かなーり『ざる』で、ちょっと把握してないことも多くて、
お話にならないかも…
ということで、二の足を踏んでしまう方、いらっしゃるかもしれません。
今は無料で優秀なアプリもあるし、以前より管理しやすい環境にあるとはいえ、まだまだ自分で管理するのを苦手とする人がいらっしゃいます。
それなりに支出を把握してからでないと相談なんてできない…と考えてしまう方もいらっしゃるようですが、『家計簿ちゃんとつけてから…』と思っているうちに早2年、いや3年…なんて話も。
アラフォーで出産。教育費と老後資金を本気で貯めたいなら。↑メルマガのご登録はこちらから
こんな時は、どうしたらいいのでしょうか?
私のお勧めは、まずは貯蓄率・貯蓄額を把握することです!
私たちの月々の生活費は下記の式で計算できます。
月の生活費 =(手取り年収-借入金-家賃-貯蓄額)÷ 12
一度ご自身でも計算してみてください。
私の面談した方の反応は8割以上の方が、「え!?こんなに使っている!?」という反応です。
実際に、時々購入する電化製品や家具などの大物、帰省や旅行、冠婚葬祭費など
月々にかかる支出以外のものも月頭で割っているので、
なんとなく把握されている月のランニングコストよりも
実際の支出は2割~3割高くなっているようです。
「そんなに使ってないです!」…と言われても、
「えぇと、ではその分どこかに貯蓄されていますか?」となると、
「…いや、使ってますね。笑」という感じで、
何らかの形で支出されているようです。
でも、もしあなたが資産形成を目指すのであれば、
ここで大切なのは、『支出』そのものではありません。
『どれくらい貯蓄ができているか?』の方が、より重要です。
私自身も毎月家計を〆て、収支の把握を月末にしていますが、
それでも使途不明金はあります。
払いはなるべく記録の残るカードを使っていても、
やはり(特に冠婚葬祭、レジャーや子供の教育関係の支出など)現金は一定額でます。
それを毎月毎月きちんと把握するのは、
ただでさえ、子育てや仕事で忙しいアラフォー出産ママには
難しいのが現実です。
時々、『家計簿をしっかりつけているんだけど、なかなかお金が貯まらない…』
とお悩みの方もいらっしゃいますが、
お金が貯まらない理由は『支出を管理していないから』ではなく
『貯蓄を管理してないから』が原因であることがほとんどです。
⇒詳しくはこちら。(家計管理はしているのに、お金が貯まらないのには原因があった!)
細かな使途不明金を追い求めて、貴重な時間を無駄にしてはいけません。
でもその代わり、必ずその月毎、そして年間にできた貯蓄額を把握してください。
健全なキャッシュフロー表を維持するには、
この貯蓄額、貯蓄率の把握が結構大事だと感じています。
ヒアリングしていても、
支出を細かく把握できていない方がほとんどですが、
貯蓄額が分かっていれば、
それなりに現実的なキャッシュフロー表を作ることは可能です。
細かいことにこだわりすぎてはいけません。
ご自身が送りたいライフプランや将来のために、
『どのようなことが、具体的に今できるのか確認すること』がとても大切です。
そこにこそ、ライフプランやキャッシュフロー表を作成する大きな意義であると考えます。