2024.09.26(Thu)
FPに有料相談するメリットはどこにあるのか?
ファイナンシャルプランナー先日、家族と那須に行ってきました。
訪れたのは那須平成の森。もともと一部が皇族の方々の御用邸の一部だったものを一般に開放したという森です。
普通に大きめの公園かな…と思いきや、HPを見ると『山に適した服装を!』『熊鈴お貸しします、蜂は黒色を好みます』などと言った『…これは登山だね』と察した私たち家族。
自然に不慣れなためガイドさんとの有料ちょこっとガイドを申し込んでみました。
もちろん自分達でも森の中は探索はある程度できるかもしれません。
でも『有料でサービスを受ける』というこの経験を通して、私が個人的に感じたことと、日ごろ有料で私のFP相談を受ける顧客の皆様からいただくご感想にかなり共通点があったのでご紹介したいと思います。
圧倒的な安心感
まず感じたのは圧倒的な安心感!
以前、八ヶ岳の渓谷を家族でハイキングしたことがあったのですが、道らしい道が途中からなくなって一瞬方向感を失ったり、道中の『死亡事故発生事故』の看板に腰が引けたり、あまりにも人に会わないので不安になったり、そしてスマホの電波は届きにくい…と楽しくはあったのですが、ドキドキの連続という経験をしました。
自然豊かなところに不慣れな者達だけで行くのは、道中なかなか不安になるもの。
でも、自然に常に親しんでいらっしゃるガイドさんが一緒にいてくれるなら…いてくれるだけでこの上ない安心感でした。
何かあってもすぐ相談できる!
危険を予め明るくお伝えしてくれる!
気持ちに余裕ができて自然そのものを楽しめる!!
お天気は雨だったのに、本当に素晴らしい経験となりました。
そう、この『安心感』を求めてFPサービス(特に長期フォローの顧問契約)を受けられる方は、実はかなり多いです。
『お金』とは幸せが買えるものではありませんが、人生おいても大切な役割を果たしてくれる存在であることは事実です。
大きなお金にまつわる決断をするとき、私たちはどうしても慎重にならざるをえません。
そして誰かに相談したい気持ちにもなります。
でも、親だと情報が古い場合もあるし、友人たちもそこまでお金に詳しいわけでもない…まして状況の詳細を話すのも気が引ける…。
そんな時にあなたにとって、そのお金に関する決断のメリットやデメリットをフラットな視点から専門知識を持ってお伝えできるのはFPの大きな役割の一つになります。
担当のFPがいれば、『困った!』『どうするのどうするのがいいのかな?』といった時にすぐツーカーで話が通じますし、そして何より、安心しながら日々を過ごせるのです。
まさに
何かあってもすぐ相談できる!
危険を予め明るくお伝えしてくれる!
中長期にわたって支出OKな金額が分かるから消費を心から楽しめる!
気持ちに余裕ができて人生そのものまで楽しめる!!
こんなご感想を顧問サービス中の皆さんからいただくことが多いです。
自分で気がつかなかったことの発見
森を歩いていると、緑みどり緑…でなんだか全部同じ風景に見えてくることがあります。
でも、そんな時でも『ここにある樹はね…』とガイドさんが話してくれるとたちまち存在感を増し、私たちを何度も感動させてくれたのでした。
…さて、これだけ情報があふれる昨今。
日々情報の森の中にいる我々は、概ね必要な情報を手にすることができます。
だったらFPなんて必要ないのでは…?
現に、有料相談専門のFPとして活動する前の私ですら、その疑問がありました。
でも、FPとして日々有料相談を受けてみたらどうでしょう。
ネットで調べたら一発でリーチできるような情報、もちろんご本人も知っている情報でありながらそれが自分にとって重要だと認識できなかったり、その情報を使えばもっと節約できるのに活かせていなかったりする人も少なからずいらっしゃいます。
まさに情報過多で、『何が自分に重要で、何がそうでないか』が分からなくなってしまっているわけです。
情報を知っていること ≠ その情報を自分のために活かせること
『情報を知っていること』と、『その情報を自分のために適切に活かせているかどうかということ』は全くの別物で、これは紛れもない事実です。
例えば、前回話しした住宅ローンの選び方の場合なんかは具体的な一例です。
住宅ローンの融資手数料には事務手数料型と保証型タイプの2つががあることは知っていても、繰り上げ返済を予定する人が住宅ローンを選ぶときに、その情報を活かさずにローンを選択をしている場合も多々あります。
FPの業務は『ヒアリングした内容をソフトに入力して、それをアウトプットして提供しているだけ…』と思われている方もいるかもしれませんが、そうではありません。
もちろん、現状分析として何も対策を講じなかった場合の状況もお伝えしますが、現状をよりよくするための対策の選択肢の提供、その効果もできる限りお伝えしていきます。
そしてその対策を提案するためには、あまたある情報の中からその人にとって重要かつ役立つものを取捨選択し、それらをうまく結びつけられるよう考える必要があります。
現状分析⇒どの情報を選び、どのようにその人のために活かすか?
ここに膨大な時間を費やしているわけです。
専門知識と経験値があるFPが客観的にあなたの状況を分析し、それに応じた対策の選択肢を提供すること。
つまり、情報をあなたに合うように十分に下ごしらえした上で、直接的な実利(あなたにとってお得!)となるように提案できること。
ここに大きな価値があると信じています。
まとめ
今回は、私自身が森案内の有料ガイドさんをお願いした経験から感じた『有料FPを付き合ってみるメリットの共通点』をメインにまとめてみました。(メリットは他にもあります!)
ダントツトップはシンプルに安心感。
『なんだ、それだけ?』…って平和な日本に住んでいると思われるかもしれないですが、お金のことを心配したり不安に思ったりしない人生というのは、やはり快適なものです。
安心は基本的に『人として在りたい状況』だと思います。
そして情報が多いことに慣れてしまった今だからからこそ、『膨大な情報から自分にとって重要な情報に気が付いてあげること』と『その情報を自分にちゃんと活かすこと』もとても重要です。
情報を自分に合う形として活かして、あなたの資産形成がよりいい形に進んだり、節税できたり、そして思うような人生にまた一歩近づくことができれば、FPとしてもこんなに嬉しいことはありません。
これからも、この二つは価値あるFPの役割でありつづけると確信しています。