2020.01.16(Thu)

退職金なしで大丈夫?個人が『iDeCoで備える』2つのメリットとは。

ライフプラン / 老後資金・確定拠出年金(iDeCo)

突然ですが、あなたの会社に退職金制度はありますか?

 

『なんかあるって聞いたような気もするけど…』

なんて言っているあなた!

そんな悠長なこと言っていてはいけません!

数多くのライフプランを作成してきましたが、『あ~退職金あったから何とかなりそうですねぇ!』

なんていう事例は、結構少なくありません。

退職金制度は、早いうちから確認! 無い場合は自分で早めにiDeCoで手を打つ!

 

しかも、iDeCoなら

  • ・自分で退職金の金額が決められる!
  • ・自分で運用方針を決められる!

というメリットもあります!

会社が準備してくれない!と嘆くより、自分で準備するというメリットを最大限生かすべきです!

これが、アラフォー出産ママが老後のためにできる第一歩になります!

 

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退職金制度の実態

平成30年度の調査によりますと、『退職金制度がある会社は大小企業の全体の平均で8割がある』というところ。

多くの会社で制度が導入されています。

だがしかし、自分の退職金がいくらもらえそうなのか?

退職金制度を理解できている人は、決して多いわけではないようです。

 

これは、FPとしての肌感覚…といったところでしょうか。

私自身がヒアリングをしていく中で感じたことでもあります。

もともとライフプランを考える人は、意識が高い人も少なくなくヒアリングがスムーズに進むことも多いのです。

それでも、返答に詰まる・もしくは返答までに時間がかかるのは『現在の退職金制度だと、いくらくらいの退職金がもらえそうか?』といったところ。

 

『大卒の大手勤務であれば、退職金は3000万円』なんて言われていた時代もありましたが、厚労省の退職給付の支給実態によると

平成20年度は2280万円→

平成25年度は1941万円→

平成30年度は1788万円…と(出典:厚労省退職給付支給実態より)

確実に下方方向へ推移している様子が伺えます。

また、退職金自体が今後の出世具合によって変わったり、ポイント制になっていて、現時点で分かりにくかったりする会社も多いのも事実です。

 

とはいっても、『なんだかはっきりしないから…』という理由で、

現時点でどれくらいの金額になりそうか、検討もつけずに放置しておくことはとても危険!

 

というのも、教育費の支出が終わったらすぐに老後生活が待ち受けている高齢出産ママには、退職金はとてつもなく重要な存在となりえるからです!

 

そして、退職金がない会社も2割。

厚労省のデータでは、30人以上の会社でのデータで8割が退職金制度ありだったので、30人未満の会社も含めれば、この比率はもっと高くなることでしょう。

老後に必要なお金2000万円は本当か?

『老後に必要なお金2000万円』

この報告書をきっかけに2019年日本中が大騒ぎになりましたが、実際いくら必要なんでしょうか?

ライフプランを知っている方であれば、『人それぞれ生活が違うように、必要な老後資金も違う』とご存知の方も多いと思います。

実際の計算方法は、現状かかっている生活費を基に、将来受け取る老後資金や退職金を計算し不足額を割り出すのが一般的です。

老後資金の必要資金計算方法も関する詳細はこちらからご確認ください。

 

多くのライフプランを作ってきましたが、一般的に都内で生活する共働き夫婦の生活水準で、持ち家ありと考えた場合でも3000万円くらいは必要になるケースが多いです。

昨年の大騒ぎに関しては、『何を今更…』というのが1FPとしての率直な感想です。

厳密に自分自身にとって必要な老後資金を知りたいのであれば、まずはライフプランを作成し、自分自身の必要額を把握してみましょう。

私自身も、楽しい老後を送るために(特に私は国民年金しか払っていない時間が長い)老後資金は夫婦で3000万円以上は確保しておく予定です。

*生活水準によっては、2000万円も必要ない場合もありえます。

退職金(老後資金)の貯め方

アラフォー出産ママが老後資金を貯める難しさ

このブログを見て頂いている方の中には、『アラフォーで出産→子供が20歳で自分還暦』になることから、『アラフォー出産の場合、老後資金を貯めるのが結構大変…』と自覚されている方も多いと思います。

学費が上がる大学生のころには、50代半ばで収入減少…

大学卒業させたと思ったら、すぐに定年…

このようなライフプランの場合、進路によっては小学生時代に貯めた2000万円があったとしても、子供の進路によっては老後の資金がショートする可能性があります。

詳しくは『高齢出産した!老後資金どう貯める?』でご確認ください。

退職前ギリギリ、もしくは退職後も子供にお金がかかるアラフォー出産ママの老後資金は、本気でないと貯まりません。

IDECOをお勧めする理由

そんな時間的余裕もない、退職金もないというアラフォーママには、何をおいてもiDeCoでの老後資金の形成をお勧めしたいのです!

理由としては、

  • ・掛け金が全額控除
  • ・運用比率を変えるときの売却(スイッチング)に関しても非課税
  • ・年金受取時の税優遇

と税金の優遇が大きい点がまず挙げられます。

ざっくりの例で言うと、

年収500万円の人で基礎控除だけの人が月23,000円拠出することで、所得税と住民税が年間5.5万円ほど安くなるのです。

老後資金を積み立てて、5.5万円もお得になるんですよ!?

これほどいいものはありません!

*年収が同じでも様々な控除により、人によって課税所得が違うため、節税できる金額も変わってきます。

でも、加入するメリットはそんな損得の部分だけの話ではありません。

会社の都合でなく、自分で退職金額を設定できること。

これも自分でiDeCoを使って退職金を準備する大きなメリットではないでしょうか?

 

例えば、

会社の業績が傾き続けています

→退職金の見直しが入りました

→思ってたより退職金少なくなりそう…

→予定してたより、老後の生活が苦しくなる!

…というように会社の退職金頼みだと、どうしてもこういったリスクは付きまといます。

 

でもiDeCoは、転職時も自分で一緒に持っていける個人の退職金制度。

だったら、自分でしっかり退職年齢に向けて、毎月積み立てる金額から運用方針まで適切な計画を立てて、老後しっかり当てにできる資産として本気で形成してみてはいかがでしょうか?

  • ・自分で退職金の金額が決められる!
  • ・自分で運用方針を決められる!

これは、会社の退職金制度にはない大きなメリットです!

 

またiDeCoには、アラフォー出産ママだけにできる一味違った使い道もあります。

詳しくはメルマガでご紹介していますので、ぜひ登録してみてください!

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