2019.03.20(Wed)
がん保険、必要ですか?
保険『世の中には色々な保険の種類がありますが、がん保険って必要なのでしょうか?』
というご質問をよくいただきます。
『二人に一人ががんになる時代』…他人事とは思えませんよね。
トータル的には必要性『あり』と考えていますがその理由をお伝えします。
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がん保険が必要と考える理由
高額療養費制度の確認
どんな保険でも、民間の保険に加入されるかどうか検討する際は、まず公的制度の確認が不可欠です。
『公的制度では足りない!不安だ!』と思われるところは、民間の保険の加入を検討をします。
がん保険の場合は、公的医療制度だけでは足りなくなりそうな治療費を一部補完したり、費用を気にせず治療を受けられるような選択肢を増やしたりするため、もしくは通院などにより下がってしまった収入を補完するということが目的になります。
日本には優秀な公的制度があります。その代表格となるのが高額療養費制度です。
高額療養費制度では、収入によって個人が負担する医療費の上限額が決められています。(詳しくは厚生労働省のHP、『高額療養費制度を利用される皆さまへ』をご覧下さい)
例えば、年収約770万円以下の方の一ヶ月の自己負担医療費の上限は約9万円になります。
そして、過去12ヶ月以内に3回以上、上限に達した場合は多該当に該当し、上限額が約44,400円に下がります。
つまり、1年で3か月以上高額医療費に該当する治療を受けた場合(多該当)、年収が770万円以下の方は月5万円以下で済むことになります。
結果的に、緊急予備資金(ライフイベントでは使わないお金)として、医療費用にある程度貯蓄が準備できている人にとって医療保険は必要ないとアドバイスすることが多いです。
注意:収入によって上限額は違います。最高で一ヶ月の自己負担額が約26万円、多該当の場合でも約14万円/月となります。
がん治療の傾向と必要性
しかし、がん保険に関してはもう少し慎重に検討する必要があります。
理由としては、
- ①治療期間が長期に及ぶことが考えられること
- ②がんの治療を始めたことで、収入が下がることも多いこと
- ③がんの治療における先進医療の治療費(全額自己負担)は高額なことが多いこと
が挙げられます。
自身の給付経験からも、給付が複数回・長期に及ぶことは珍しいことではありません。継続続した治療費が家計を圧迫するのは時間の問題です。
またがん保険の先進医療特約があることで、治療の選択肢が大きく広がることも十分あり得ます。
注意:がん保険を選ぶ際のポイントは、外せないチェックポイント!がん保険の選び方をご参考にしてください。保障内容によっては、給付を十分に受けられないこともあり得ます。
『収入が下がり、治療費だけが長期的にかかる』という状況になってしまった場合、だれでも心細くなるものです。
がん保険の加入の必要性は『あり』です!
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