2019.03.06(Wed)
インデックスファンドとアクティブファンド。どちらを選ぶべきでしょうか?
資産運用投資信託で運用するのであれば、一度は悩まれたことがある方も多いのではないでしょうか?
アクティブファンドとインデックスファンド、どちらで運用した方がいいのだろうかと。
*ファンドについてご存じない方は、まず下記説明をご覧ください。*
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アクティブファンドについて知ろう
アクティブファンドとは…
資産クラスの平均値(ベンチマークと呼ばれるもの。例えば日本株の場合日経平均株価やTOPIX)の上の運用成績を目指すファンドです。
平均の上を目指しますので、ファンドマネージャーがしっかりついて、そのファンドごとの投資哲学に則りながら運用してきます。投資先の経営者に直接会ってインタビューしたり、様々なデータを分析したりして、日々、どのファンドをどの割合で組み入れていくのかを考えています。
常に人手とお金がかかっているため、その費用を信託報酬として投資家が負担することにもなります。つまり運用にそれ相応のコストがかかるわけです。
このコストは固定給のようなもので、運用成績が良いときも悪いときも変わらずかかってきます。信託報酬は高いものだと2%近いものもあり、運用益を得ようとすると、もちろん2%以上の運用成績が得られないと利益はありません。
インデックスファンドについて知ろう
インデックスファンドとは…
資産クラスの平均値を目指すファンドです。平均を目指していますので、コストもそんなにかからず、信託報酬が0.5%以下に収まっているファンドがほとんどです。しかし、平均以上の成績を期待することはできません。
*以上ファンドの説明終了*
三島は、長期分散投資を基本として適切な資産配分で運用していくことを前提に考えていくのであれば、インデックスファンドがメインの投資先でも十分だと考えます。
例えばiDeCoで運用を始めて試す方や、これから投資信託を毎月積み上げて資産を形成していきたい方など、インデックスファンドを使った投資が向いています。
アクティブファンドを選んだ方がいい場合
では、アクティブファンドを選ぶときって、どんなケースが考えられるでしょうか?
三島の考えるケースは以下の2つです。
①希望される投資スタイルが明確で、それがアクティブファンドの方針と合致しているケース
例えば、運用を続けてきた結果、資産のボリュームが大きくなってきた場合。
『これ以上大きく増やす必要はないけど、運用は続けたい。ある程度コストを払ったとしても、下落リスクには強い運用にしたい』など明確な希望があるとします。
そのような場合は、下落リスクに強いアクティブファンドを選んでいただくケースがあります。
②インデックスと比較してみた時に、長年(少なくとも5年以上)インデックスファンドを大きく上回る運用成績を出し続けているファンド。かつ、そのファンドの運用哲学に共感できるもの。
「アクティブファンドって、コストを払っているから当然インデックスファンドよりも運用成績がいいんでしょ?」と思い込んでいらっしゃる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
6000本近くあると言われている日本にある公募投資信託の中で、本当に優秀な成績を残し続けているファンドは、ほんの一握りです。(50本程度とも言われています)
そんなファンドを運よく発見できたり、勧められて巡り合えたりして、その運用哲学にご自身も共感できるものがあるのであれば、アクティブファンドでの運用を選択する余地は十分にあると考えます。
アクティブファンドでコストを取られていながらも、インデックスファンドよりずっと良い運用成績で運用を続けているのであれば、そのコストは十分に価値のあるコストです。
どちらが良いのか、その方の価値観やケースによるところもあると思いますが、ファンドを選択するときのご参考になれば幸いです。