2019.03.04(Mon)

【個人型iDeCo】選び方の3つのポイント

老後資金・確定拠出年金(iDeCo) / 資産運用

個人型iDeCoの金融機関選択で悩むかた、多いですよね。

iDeCoは証券会社、保険会社、銀行…といった多くの金融機関がこぞって商品を出ているので確かに選ぶのが難く感じるかもしれません。

私自身も個人としてどこを選んだらいいのか、悩んだ記憶があります。(私も2009年~始めてずっと継続しています)

 

気にしだすときりが無いので、ここでは最低限抑えて頂きたいポイントを3つご紹介させて頂きます。

 

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口座管理手数料について

加入時や移管時にかかる手数料もありますが、毎月かかる手数料は長期的に影響が一番大きくなるので、まずは毎月かかる手数料を確認します。

毎月かかる手数料には3種類あります。

国民年金基金連合会の手数料 103円
事務委託先金融機関の手数料 64円
運営管理機関にかかる手数料があります。

が、この運用管理機関にかかる手数料は金融機関によって違います

高いもので月400円程度のところがある一方、かからないところ(0円)のところもあります。たかが月々400円の差ですが、長期にわたりかかるため累計すると大きな支出です。

後述します②、③においても良いものや同じ条件のものがあれば、0円のところを選びましょう。

選択できるファンドの確認について

iDeCoには、元本保証の商品もありますが投資信託で運用される方も多くいらっしゃいます。

そこで、選択する金融機関に『どんな投資信託があるのか』を事前に確認しておく必要があります。

投資スタイルは人それぞれですが、長期分散投資をするにあたっての基本的な考え方としては、まずは主要な4つの資産クラス(国内債券・国内株式・先進国債券・外国株)をそろえていることが重要です。

欲をいえば、それにプラスしてREIT、新興国債券や新興国株などもあれば尚いいですね。

 

ファンドの条件として、それぞれの資産クラスでインデックスファンドの取り揃えがあることも大切です。(インデックスファンドについては後述しますのでご参考にしてください。)

 

この点においては、ほとんどの金融機関が主要4資産のインデックスファンドを組み入れているため問題ないと思いますが、念のため選定しようとしている金融機関にもちゃんと組み入れられているかどうか確認して下さい。

それに加えて、バランスファンド(主要な4資産をメインとした配分が予め決められているファンド)の有無とその内容も見てみましょう。

運用が初心者で、始めた後もできるだけ放っておきたいということであれば、バランスファンドがお勧めです。

 

長期分散を基本とする資産運用は、どの資産(アセット)をどの割合で入れて運用するか(アセットアロケーション)も大切です。しかし長期間運用を続けていくとマーケットの値動きによりそのバランスが崩れてしまいます。

そのため、『リバランス』といって大きくなった資産を売却したり、少なくなった資産を購入したりといったバランスを整える作業を定期的にすることが望ましいと言われています。

バランスファンドの場合、その『リバランス』の手間が省けますので、手間をかけたくない方はバランスファンドの中身が自分に合っているかどうか確認してみましょう。

ご自身のリスク許容度にあったバランスファンドがファンドラインナップにあれば、長期的な運用の手間が省ける可能性があります。

*インデックスファンドとアクティブファンドについて*

投資信託には、大きく分けると2種類あります。一つがアクティブファンドでもう一つがインデックスファンドです。

アクティブファンドとは、資産クラスの平均値(ベンチマークと呼ばれるもの。例えば日本株の場合日経平均株価やTOPIX)の上の運用成績を目指すファンドです。

平均の上を目指しますので、ファンドマネージャーがしっかりついて、そのファンドごとの投資哲学に則りながら運用してきます。投資先の経営者に直接会ってインタビューしたり、様々なデータを分析したりして、日々、どのファンドをどの割合で組み入れていくのかを考えています。

常に人手とお金がかかっているため、その費用を信託報酬として投資家が負担することにもなります。つまり運用にそれ相応のコストがかかるわけです。

このコストは固定給のようなもので、運用成績が良いときも悪いときも変わらずかかってきます。

信託報酬は高いものだと2%近いものもあり、運用益を得ようとすると、もちろん2%以上の運用成績が得られないと利益はありません。

 

一方、インデックスファンドとは、資産クラスの平均値を目指すファンドです。コストもアクティブファンドほどかからず、信託報酬が0.5%以下に収まっているファンドがほとんどです。

 

結論としては、投資の初心者でiDeCoのような長期運用を前提として運用される場合は、インデックスファンドかバランスファンドをメインとして運用を始められることをお勧めすることが多いです。

先述した口座管理手数料よりも、資産が大きくなると信託報酬の方がインパクトは大きいです。(しかし、本当にコスト以上の運用益があるアクティブファンドが入っているのであれば、検討の余地はあります。どちらを選ぶべきかの詳細はこちら

ちなみにネット証券系のiDeCoは、ファンド数を充実させているところが多いです。ご参考にしてください。

 

サポートサービスについて

iDeCoはお付き合いが長くなる商品。サポートサービスの充実も侮れません。

ネットでの使い勝手はもちろん、電話でのやり取りが必要になるケースもあります。コールセンターの営業時間の確認をしておきましょう。

また、資料請求の前に、敢えて電話でご質問することでつながりやすさや対応を確認することもできます。

 

以上が最低限気をつけて頂きたいポイントになります。

長期運用される間に色々なことがあると思いますが、資産形成が上手くいくことを祈っています。

 

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