2018.12.19(Wed)
子育て世代の住宅ローン
ライフプラン / 住宅「賃貸で通すつもりです」…なんておっしゃっていた方が、結婚し子どもが生まれたのを機会に「住宅を購入したいと思っています!」なんて180度意見が変わってしまうこと。
これ実はよくあります。
「人の気持ちって、本当に状況や環境によってどんどん変化をしていくものなんだなぁ」と5年、10年お付き合いの続いているお客様の変化を隣で拝見していると感じざるを得ません。
かくいう私も、20代のころは完全に住宅賃貸派でした。
「適度に住み替えて、それなりのスペックのところに地震で財産を失うリスクなく住み続けられる方がいい」と考えていたのです。
その考えは、その考えで現在でも肯定しています。
ところが、自分自身、運よく結婚し子どもに恵まれると…やっぱり「家を購入したい!」という気持ちがむくむくと沸いてきたから不思議です。
「子どもを連れての引っ越し」
これは単身や共働きの引っ越しの煩雑さをはるかに超えています。
単に働いて、週末しか在宅しない生活と
子どもを育てながら過ごす日常では気になるポイントも違うものです。
そして、その事実は住宅ローンの組み方にも影響してくるように感じます。
一般的に、子育て世代の方には固定金利をお勧めすることが多い三島です。
理由はいくつかありますが、大きな理由は金利を固定することで長期的な返済計画を立てやすいこと⇒教育費にどれくらいかけていっていいか が変動金利で組むよりも計画を立てやすくなるからです。
返済期間中に金利が上昇してきた時と子供の教育費が大きくかかる時期が重なってしまったり…と考えるだけで恐ろしくなります。
「返せなくなったら、売って引っ越しするから」
と気軽に言えないのが、「子どもありのローン返済」の特徴です。
もちろん、この低金利がずーっと続いて、固定で借りていたら「結局高い買い物しちゃったなぁ」なんて結果もありうるかと思いますが、三島の場合は万一の保険として割り切っています。
固定で組んでみたときの借入利息の支払い総額が、その「金利の上昇に対する保険」として納得できる金額になるのであれば、OKかと。
住宅ローンを組む際は、「最悪の事態」を頭の片隅に入れてどちらかを選択することも大切なポイントの一つかと思います。
リスクを取るべきところは、借入金の金利で変動する借入金総額のブレ幅ではなく、資産形成における長期運用におけるブレ幅で取りたいと考えます。
人生の三大支出と言われる 教育費・住宅費・老後の生活費。
あなたが望む人生を現実のものとするためにも、住宅購入やローンを組まれる際はキャッシュフロー表の作成をお勧めしたいです。