2019.02.28(Thu)
その投資。趣味ですか?仕事ですか?
ライフプラン / 資産運用ファイナンシャルプランニングするにあたり、投資には2種類あると位置づけています。
それは「仕事としての投資」と「趣味としての投資」です。
「仕事としての投資」は、ライフプランを達成するためにリスクの把握、リターンの目標を定めながら取り組んでいくもの。
一方「趣味としての投資」は、その投資家のお楽しみとしてする投資。上がったらラッキーだし下がったら残念だけど、ライフプランに致命的な影響を与えるわけではないものです。
この二つの資産は、その方の同じ投資性資産であるとはいえ全く違うものです。
ライフプランを立ててみると、ご相談いただくお客様の多くは「仕事としての投資」をされた方がいいケースが多いのですが、現実には『なんとなく、金融機関に勧められてみたので…』『いや特に興味はないんですけど殖えそうって思ったので…。』という理由で商品を選ばれ、無自覚に「趣味としての投資」だけをされていらっしゃることが目に付きます。
もしライフプランを立ててみて、「お仕事としての投資」を必要とされる状況にいるにもかかわらず、「趣味としての投資」をされていらっしゃるのであれば、ご自身の投資について早急に見直す必要があります。
仕事としてする投資をする必要があるのであれば、アセットクラス(外国株式や国債など)の好き嫌いはやめましょう。『これは上がりそう、これはいまいち伸びなさそう』と主観を入れるのもやめましょう。ライフプランの実現に必要な、お仕事としての投資なのですから。
好き嫌いは忘れて、まずはご自身のライフプランに合った資産配分で投資することが肝心です。(ご参考:あなたの資産配分は健康ですか?)
趣味として投資したいのであれば、勿論していただいても構いません。でも守っていただきたいルールがあります。
一つ目は、希望されるライフプランを変更せざるを得ないような影響がない一定の範囲内であること。*一定の範囲内はお客様の資産状況や置かれていらっしゃる立場によって違います。
二つ目は、その投資先に興味があったり、その投資先を応援したいというお気持ちがあったり、好きだったりすることです。
趣味としての投資は、仕事としての投資とは逆で、ご自身の好き嫌い・価値観・お気持ちを大切にして応援したい会社さんの株なんかを自由に売買していただきたければと思っています。
いや。趣味なですから、むしろ好き嫌いを基準にやって頂きたいです。
ただし一定の範囲内で!
そうすることで、ライフプランを守りながら投資を楽しむことができます。
ご自身の投資性資産は、今仕事中でしょうか?趣味を楽しんでいるところでしょうか?
ぜひ立ち止まって確認してみて下さい。