2019.02.14(Thu)
共働きの家計管理のコツ(新婚さん・お金が貯まらない夫婦向け)
ライフプラン / 貯蓄『2人で稼いでます!』となるとついつい甘くなるのが共働きの家計。
ご結婚して間もないご夫婦からは、『どうやって管理したらいいですか?』という質問を頂くことも多いです。
ある程度資産が既に積みあがっているご夫婦にはあんまり関係ないかもしれませんが、これから結婚生活が始まる、もしくはなかなか貯蓄体質になれないご夫婦にお勧めしている方法があります。
(基本的にはお二人が心地よいやり方で貯蓄率に問題なければ、やり方はある程度お任せしています)
お勧めは『家族口座を作ること』です。
原則、家族口座は家族のための口座です。
どちらかの名義で一つ作っておいて、家族カード(クレジットカード機能のあるものが望ましい)を作り夫婦で持ちます。
やり方は簡単です。
- ①お互いが予め決めた金額、もしくは手取りの〇%を二人の収入から拠出する
- ②家族が使う支出(生活費・旅費・習い事費などすべて)はこの口座から引き落としする
つまり、それぞれのお小遣いを差し引いた金額以外は家族口座に入れてそこで全てのやりくりをする形です。
支出の中には、住宅ローンなど口座の指定があるものがあるかもしれませんので、そのあたりは調整した金額を拠出してください。
この口座を作ることの最大のメリットは、家族での収入・支出・貯蓄が一目でわかるようになることです。
特に、新生活スタート時やお金が貯まらない方の多くはどれくらい支出がかかるのか把握できていません。
お金の出所を一か所にすることで、細かいところが分からなかったとしても生活に必要な大体の金額が分かり今後の計画も立てやすくなります。
支出の際はカードを使うと、記録も残り、問題があるときの原因究明に役立ちます。
二つ目のメリットは、年間の貯蓄額も、一年間の残高の差額を確認することですぐに分かることです。
共働きとなると、『自分が貯蓄してなくても相手がきっとしてくれているに違いない…』とお互いが淡い期待を持ちつつも、蓋を開いてみたらびっくり!
まったく貯蓄できていないことも珍しくありません。
夫婦二人の収支を可視化し、貯蓄目標を立て、貯蓄額を折々で確認しやすい状況にしておくことはとても大切です。
資産形成は長い道のりです。
やはりお互いの協力があった方が目標に達成しやすいですし、何より励みや楽しみなったりもします。
まずは、家族カードを作って様子をみてみましょう!
*家族カードに十分な流動性資産(緊急予備費や半年分以上の生活費)が貯まってきたら次のステップに移れます。別の機会に詳細をご紹介しますね。
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