2021.09.14(Tue)

最終的にはお得⁉中学受験した場合のお金のメリット

教育費・子育て

中学受験を考えるママであれば、だれもが一度は調べるはず。

中学受験のための通塾にいくらかかり、その後の学費がどれくらいかかるのかを。(中学受験にかかる費用目安はこちら)

そして学費の高さに目を疑い、自分の子供の進学先として、『中学から私立』がありうるのかを計算し始める…

…こんなママは多いのではないでしょうか?

実際、小4から本格的にかかるとされる塾代は、3年間で最低でも200万円以上になることも多く、そこからさらに、毎年かかる100万円近くの授業料を考えると『中学受験、高っ!!』と感じるのが普通です。

でも、その費用、ちゃんとトータルで見ていますか?

今回は

  • ・公立の中学⇒公立の高校⇒大学受験した場合
  • ・中学受験をした場合
  • を費用面で比較

 

したいと思います。

※ここではあえて、中学受験のソフト面や費用面以外のメリットは考慮しないこととします。

中学・高校の教育費。私立と公立だとこれだけ違う!

もちろん、一般的に私立の方が費用面では高いのは周知の事実。

どれだけ違うかというと、ざっとこんな感じです。

※教育費合計は3年間での合計額です。

出典:文部科学省 平成30年度子供の学習費調査より

私立中学校は3年間通えば、420万!

一方公立は134万円…と中学校の私立と公立、3倍以上の開きがありますよね。

であれば、もちろん公立校が費用面で有利なことに間違いないのですが、注目していただきたいのはこちら。

 

公立校でかかる学校外活動費なるものです。

こちらは平均値を取っていますので、このような結果になっていると思われますが、もし、『高校受験を考えて塾に行かせる』だったり、『大学受験のために予備校に通わせる予定』というのであれば、この金額では収まらない可能性も高いです。

高校受験、大学受験のための塾代は…

で、実際進路を考えた時に抑えておきたいの思うのが、高校や大学を受験するための塾代です。

目安としては、月々の塾代だけで3~5万円くらい。

月塾代だけで年36万~60万円ほどが多いようです。

それにプラスして夏期・春季などの講習がありますから、もしそれらも受講すれば(年15万~30万円くらい)、全体で塾への年間支出は50万~90万円にはなるでしょう。(参考:個別指導塾ティーシャル 中学生塾の費用相場塾シル)

6年間塾に通うかどうかは分かりませんが、もし、6年通うとしたら300万~540万円ほどの支出。

これって、結構な金額になりますよね。

 

例えば、先に表示した文科省の学校外活動費(中学での学校外活動費の92万円と高校での学校活動費53万円、計145万円)に塾代が含まれていると仮定したとして、その分を差し引いたとしても、155万~395万円になります。

さらにそこに学校教育費がかかってくるわけですから、公立の学校&塾通いの場合は6年間で、281万~521万円に。

公立に進学させて、がっつり塾に通って高校受験や大学受験に挑もうと考えているご家庭には、それなりの覚悟が必要です。

私立中高一貫校生徒の通塾率は?

まぁ公立と私立の差額が縮まったかのように見えますが、そうは言っても、まだまだ私立と公立の学費の差は大きいですよね。

やっぱり私立、高いじゃん!

となりそうですが、そう決めつけるのも、実はまだ早いのです。

調べてみると私立中高一貫校の通塾率はそこまで高くないようで、多くても生徒の半分くらいが通塾している程度ではないか?と思われます。(参考:学びtimes

また、個人的な経験談ですが、私は保護者として、最近娘の中学受験に備えて色々な学校の説明会に参加しています。

その中高一貫校の説明会の中でよく聞くのが、生徒の通塾について。

説明会の中でも『半分くらい通塾している』もしくは、『通塾は基本的に不要となるよう、生徒に十分な教育環境を提供しています』と言い切る学校も少なからず存在します。

 

…で、例えば。

もし子供が私立に進学して塾に頼らず、学校の手厚いサポートの元、大学受験まで塾通い無く進めるとしたら…(高校は一貫校の場合、受験不要)

 

この私立校の学校外活動費(オレンジの線。計174万円が大きく削れて、6年間で約540万円程度の支出に抑えられる可能性もあり得るわけです。

 

…はい、そうなんです。

思い出してみましょう。

公立で安く上げるつもりが、高校受験や大学受験を狙って塾に通わせるのであれば、6年間トータルは281万~521万円に。

あれ!?

そんなに大差ないのでは?(私立で学校外教育費なしの場合540万円

『ご家庭の塾通いをどうするか?』によっては、私立中高一貫校のケースと公立校で高校受験をするケースの差額を比較した時に、そんなケースも出てくることは十分考えられます。

 

まとめ

今回は、お金中心に考えて、『公立でがっつり塾通いケース』と『私立中高一貫で学校に全てお任せケース』を比較してみました。

『公立だから安く仕上がる』

『私立だから高い』

確かにそれは、どちらも事実の一部です。

子供の気持ちや希望で進路や教育費も変わってくるものでしょうが、人によっては公立でも私立でも6年トータルの学費が大差ないこともあり得ます。

 

…あ!でも一つ、忘れてはならないことがありました!!

 

中学受験するには、一般的に塾通いが必要になり、最低200万円~はかかりるということになります。

確かに、その通塾期間3年も考えれば公立がお得。

『あくまでも中学・高校時代の6年間の支出という意味では大差ない可能性もあり得る』ということです。

 

今回はお金面(6年間のトータル支出)をフォーカスして記事を書きましたが、子供の進路は人生における大切な決断です。

FPとしても母としても、お金面だけではなく、子供の個性や気持ちを汲み取って、子供と一緒に進路を考えていけるといいなと思っています。

PAGE
TOP