2021.03.02(Tue)

中学受験は必要?迷う共働きママなら、まずはスタディサプリを検討!

教育費・子育て

子供の成長とは、なんと早いものだろうか。

ついこの間『小学校に入学した…!』とランドセルに目を細めていたら、もう季節は中学受験…。

特に近年、都心では中学受験は増加傾向です。

地方出身者で都内で共働きするママや、親が中学受験をしていない場合は、『中学受験ってした方がいいの?どうなの?』と分からないことも多いもの。

今回は、まだ中学受験を迷うママが、中学受験を決めるまでに『子供の勉強をコスパ良く進めるにはどうしたらいいのか?』についてお話します。

特に老後と教育費を両方同時に貯めなければいけないアラフォー出産ママの場合は、削れる教育費コストはなるべく削って賢く支出したいもの。

『まだ中学受験は迷っている…。だけど、受験になっても、結局受験しなくても後悔ないように準備だけしておきたい…できればローコストで!』

そう考えているならば、検討するべきはスタディサプリです!

※4年生6月~8か月間、子どものスタディサプリを使用経験した上での私見です。

中学受験の準備はいつから?

中学受験の準備は一般的に3年生の2月~と言われています。(塾の新年度は2月からです)

まだまだ幼さ残る3年生。

これからは、夕方週に数回塾に通うのか…と想像すると、『まだ早いのでは?』と感じる親御さんもいるかもしれません。

そして受験するのは6年生の2月。

大人でさえ3年間もモチベーションを保ちながら何かを成し遂げるのは大変です。

これから丸3年間の受験勉強の日々に、果たして子どもが耐えられるか…心配な気持ちがあっても不思議ではありません。

かく言う我が家も、夫婦共に地方出身&中学受験の経験なし。(地方では、高校受験が主流で、公立の高校狙いのために受験するエリアが多いです)

9時に就寝する生活習慣の娘に、塾生活ができるのか不安ではありましたが、3年生の2月の入学に向けて、当時いくつか資料請求と見学をしました。

親にとって中学受験の何が大変か?

大変なこと①『お試し』に始めるには高すぎる塾代

調べたり、見学してみてわかったこと。

それは、『お試し』としてやってみるにしては、塾代は他の習い事に比べてかなり高額になるということ。

4年生~6年生の塾代だけで、少なくとも累計200万円以上かかります。(詳しくはこちら

共働きで、家計に余裕がある家庭もあるとは思いますが、夏期講習などお休みの講習がコンスタントにかかってくることを考えると、家計にとってかなりインパクトのある支出になります。

高い塾代…でも現実には、学生アルバイトを使わずプロの講師だけという塾は少数派で、『本当に値段に見合う価値のある授業やフォローをしてくれるのか?』コストに厳しいママなら気になるところです。

大変なこと②送り迎え・お弁当問題と子供の生活リズム

そして、共働きがとにかく欲しいものと言えば『時間!』

これまでは送り迎えをしなくてもいいように、習い事を子どもが自分で通える範囲のところで選んできた共働きも多いと思います。

しかし、多くの塾は17時前後~夜20時、21時までと長時間。遅い時間まで授業となります。

当然親の送り迎え、塾によってはお弁当を持たせて塾に通わせることもあります。

また、本人は勿論、下に兄弟がいる場合は、下の子どもの生活リズムにも影響があり、塾に通いだすことによって家族全体の生活リズムが夜型になりがちになることも否めません。

子供の本気度を見たいなら、スタディサプリ

様々な背景から『本格的に塾に通わせる前に、ちょっと子供の様子(本気度)を見極めたい』と考えるママもいるのは自然なこと。

でも、多くの子どもが塾通いの中、『このまま家庭学習や公文だけを続けていくだけで本当にいいの?』と心配にもなりますよね。

将来的に受験を考えだした時に、『もっと早くやっておけば…』とスロースタートを後悔するのも避けたいものです。

そこでお勧めしたいのがスタディサプリです。

スタディサプリは、低価格で塾の一流講師の神授業が何度でも見られるというアプリです。

まずは家庭内でスタディサプリの塾の授業を継続的に受けてみて、子どもの様子を見ながら学習を無理なく進めてみるのも選択肢です。

スタディサプリのメリット

我が家では4年生の6月~8カ月間スタディサプリを使ってみました。

使ってみたメリットとしては、

  • ・価格は月1980円
  • ・何度でも見られる
  • ・学年を超えて見られる
  • ・テキストはダウンロード可能(購入の必要なし)

これぞ、ローコストハイクオリティの極み。

子供が隣で授業映像を見ているのが聞こえてきますが、授業は大人が聞いていても面白く分かりやすいです。

子どもが自分のペースで無理なく進められ、自分が苦手なところは何度でも気兼ねなく見られるのも、とてもいいです!

実際、スタディサプリをやるようになってから学校の勉強でつまづくことはほとんどなくなり、成績が上がってきていると親子で実感しています。

定期的に塾でやっている模試(通塾生以外も受検可能)を受けてもいますが、そちらでの成績もスタディサプリで学習し始めてからは上がっています。

スタディサプリのデメリット

でも、人によって向き不向きがあるのも事実です。

スタディサプリのデメリットは以下になります。

  1. ①もともと勉強習慣がない場合は継続が難しいかも
  2. 親がスケジュールを立て、補足の問題集を選ぶ必要あり
  3. ③質問ができない
  4. ④子供が孤独を感じることも

①もともと勉強習慣がない場合は継続が難しいかも

そもそも、スタディサプリをやる前に勉強習慣ができていなければ、スタディサプリの良さを活かすことは難しいかもしれません。

勉強習慣と言っても、公文などに通っていて、言われなくても宿題ができているという程度でも十分です。

要は、『塾で行かなくていい』代わりに『家で自分でやる』ということなので、そのたびに親子が『やりなさい!』『いや!』とバトルしているようでは、継続が難しいのは目に見えています。

勉強習慣から作るというのであれば、塾の方がいい結果が出るかもしれません。

親がスケジュールを立て、補足の問題集を選ぶ必要あり

10歳やそこらの子供自身が『スタディサプリをどれくらい進めていったらいいのか?』計画を立てることは不可能です。

そこで、WEBやパンフレットなどで公開されている塾の時間割を参考に、親が少なくとも週間スケジュールを立ててあげましょう。

※子供がこなせそうか確認しながら、親子で一緒に立てます

中学受験に関する本でも、学習時間の目安は確認できます。(書籍:中学受験基本のキなど 日経DUALの本)

通塾と比べて引けを取らないようにするには、一週間で何コマくらいの授業を見る必要があるのかが見えてくるはずです。

宿題が多いタイプの塾よりは、宿題少なめで授業を多くしているタイプの塾のコマ数を参考にした方がベターです。

ちなみにスタディサプリの練習問題は、子どもに定着させるには量が少ないです。

学んだことを練習するための問題集を購入する必要があると考えておきましょう。

③質問ができない

映像授業なので、一方通行の授業です。

分からないことがあっても質問はできません。

基本的な基礎コースであれば問題ないのですが、例えば算数の応用となってくると中学受験でしか出てこない鶴亀算の対応などが必要になります。

だんだん難しくなる算数…苦戦する子どももいるはずですが、質問できない→親に質問ということが増えてきます。

そういう機会が多くなってくると、親もそれなりに時間を取られる→スタディサプリだけで対応するのが難しくなるケースもあり得ます。(我が家もそのケースで、いよいよ5年生からは塾に行くことに)

④子供が孤独を感じることも

もともとマイペースな子供であっても、ずっと映像一方向性の授業を見ているだけではさみしくなることもあるようです。

ライバルがいたら燃えるタイプや通うタイプの習い事が好きな子どもであれば、通塾の方が向いているかもしれません。

また自分の実力がどの程度なのか把握できないので、張り合いもなくなってきます。

そこでお勧めしたいは、全国統一小学生テストを受けておくこと。

中学受験を目指す全国14万人以上(2019年)の子どもが受けるテストです。

毎年6月と11月に全国の色々な場所で実施されていて、無料で継続的に受けることができます。

こういったテストを受けることで、テスト慣れしたり、いい結果が出た時は子ども自身の気持ちを上げるきっかけになります。

※中学受験を検討する場合は3年生以降、全国統一小学生テストのようなものを受けておきましょう。

早めに塾に行った方がいい場合

今回は迷っているママを対象にスタディサプリをお勧めしてみましたが、もし、あなたの子どもが、いわゆる御三家と言われるような超難関校を目指すのであれば、むしろ早めに塾に行った方がいい場合も十分あり得ます。

塾ではクラスも成績順です。

上のクラスと下のクラスでは教える内容もスピードも違います。

そんな中で、上位のクラスで授業を受けられるかどうかは長い受験期間においても大きな影響があります。

御三家を目指すのであれば、早めに通塾をし上位クラスでの授業を受けられる形にしておくか3年生の2月時点から上位クラスに食い込めるような準備をしておくのが良いようです(参考:中学受験基本のキ 改定新版より)

まとめ

子どもが望んでいることや親の教育方針によって選択が変わってくる中学受験。

色々な事情からすぐに決断できないこともあるでしょう。

でも、

  1. 子どもの生活も大きく変わる中学受験という大変なコトに本当に挑戦するつもりか見極めたい場合
  2. 教育費にもコスパを求めたい場合

そのつなぎとして、スタディサプリはかなり有効であると実感しています。

塾は一般的に2,3年通い、大きなお金を払っていくところ。だからこそしっかり検討するべきです。

 

『世の中の流れが3年生の2月から塾だからウチも!』といって、何も考えず本当にそれに乗っかっていっていいのか?夫婦で話し合ってみましょう。

向き不向きはありますが、コツコツ自分で学習できるタイプの子どもであれば、スタディサプリは絶対にあり!だと思います。(3、4年生で受験をまだ迷っている時期には特にピッタリです!)

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