2020.01.14(Tue)
【超実践的】貯まる!共働きの口座の管理方法とは?
ライフプラン / 貯蓄 / 資産運用共働きの皆さんはいくつ口座を持っていますか?
なんだか気が付いたら、口座の数だけ増えていて、
全体でいくらあるのか分かりにくくなっている…
お金の流れが見えにくいな…
そんな風に感じているのであれば、
口座を目的別にし、稼働口座の数を減らすことで
簡単に貯まる共働きの家計に変身できます!
『管理する時間がないけど、貯めなきゃいけない!』
そんなアラフォー出産ママこそ、
口座管理をシンプルにすることで貯めやすい家計の仕組みづくりが急務です!
家族のお金を管理する口座は3つ
家族のためのお金を管理する口座は、まず3つあれば十分!
一つは、日々の決済に使う引落専用口座
二つ目は、貯蓄用専用口座(10年以内の支出予定用)
三つ目は、投資用口座(10年後以降支出予定用)の3種類です。
三つ目の口座は、銀行に限らず運用を見据え証券会社で開くことを推奨します!
引落専用口座について
このブログでも何度かお伝えしていますが、
夫婦共働きで、お互いが収入から生活費を拠出して家計を支えている場合、
一つの口座に、生活の決済に使うお金をあらかじめ決めた割合で二人が入れていき
家族関係の支出は、全てここから引き落とします。
家族での支出を明瞭にすることが基本です。
家族カードを作れる金融機関であれば、
一つの口座で2枚のカードを持て、夫婦それぞれが必要なシーンで決済を自由にできます。
また、『家族で一体いくら使っているの?』と振り返りたいときも
出所が一つであれば一目瞭然。
管理も現状も把握も、やりやすくなります。
一つ目の口座の残高が増えていき、
緊急予備資金(生活費の半年分~1年分)が貯まってきたところで、
二つ目の貯蓄専用口座の出番です。
貯蓄専用口座について
ここでは、10年以内の将来に使うお金を貯めていきます。
『余ったお金を貯蓄口座に移す』というやり方ではなく、
『貯蓄すべき分を先取りして、貯蓄用口座に移す』ことが成功への鍵です。
お金の用途は、ライフプランによって様々ですが、
・住宅取得の際の諸費用や頭金
・こどもの進学の際の入学金などまとまったお金
など、少し先(5~10年以内)に使いそうなお金を貯めていきます。
貯めることが苦手…という方には、
会社の財形制度などを使って天引きしてしまうことがお勧めです!
『雀の涙ほどの金利分が非課税になる』といったせこい話をしたいのではありません。
財形で貯めることができれば、
キャッシュカードで引き出すほど手軽にも引き落とせませんし、
かといって、引き出しが全くできないわけでもないため、
お金が銀行にあるのが分かるとつい使ってしまう人にとって、
近い将来確保しておきたいお金の貯め先としては最適なのです。
また、現在はマイナス金利の影響でいい商品はありませんが、
過去に加入した学資保険などが該当するケースもあり得ます。
投資専用口座について
5~10年以内に使いそうなお金の準備も大体できてきた!
それではいよいよ、三つ目の口座の出番です。
基本的に、投資で殖やすお金は10年以上先の将来に使うお金を対象にします。
(理由は長期分散投資の過去データで、10年以上の期間があると元本割れの確率がかなり低くなるため。すべてのアセットクラスにおいて、元本割れがないというわけではありません。)
口座は銀行口座に縛られず、証券会社の口座も是非検討してください。
証券会社で口座を開設する場合は、
投資信託の選択肢や手数料を抑える観点から、大手のネット証券会社がお勧め。
2000本以上の投資信託から、自分に合ったものを選ぶことができます。
銀行口座から、毎月決めた金額を直接引き落として
特定の投資信託を買い付ける設定もできますので、
一旦設定してしまえば、『銀行口座から証券口座へお金を移動する手間』もいりません!
証券会社で口座を開き、
投資信託で中長期に必要なお金を
積み立てるメリットは大きく3つあります。
①目的別にお金を管理しやすいこと
人生には、色々とお金が必要になるシーンがあります。
例えば
住宅、教育、老後資金…などなど。
様々な支出がある中で、
『どの目的のためにどれくらい貯めているのか』
分かりやすい状況にしておくことが、大切!
貯金しても貯金しても、不安が残る方の大きな原因は、
目的に対してどれくらい貯まっているかが見えていないことが多いです!
『教育費に使いすぎて老後資金がない… 」
しかもアラフォー出産の場合、教育費に使いすぎちゃったら老後資金を形成するために巻き返す時間もない!
『家に使いすぎて、教育ローンになりそう…』
そんな状況を避けるためにも、目的別にお金を管理しておくことが重要です。
例えば、投資信託を毎月積み立てていけば、
『この投資信託は、〇〇用だな。』
という自覚が生まれます。
(勿論、その目的以外では使わない!というルールを作っておきます。)
『教育費に使う予定で、万が一にも大きく減らせないから、
リスク抑えめのファンドにしよう。』
と換金時期やリスクも、目的に合わせやすくなります。
注意:時々、株が増えるからという情報を鵜呑みにして、
安易に積立資産の全てを株に投入している方もいますが、
リーマンショック級のショック時には、投資資産の半分くらいは
一瞬で吹き飛んでしまう可能性があることをしっかり自覚して
積み立てるファンドを選んだり、組み入れ比率を考えましょう。
②積立金額に柔軟性があること
支出って、重なる時は重なりますよね。
そんな経験をされた方は多いのではないでしょうか?
そして、人生には色々なタームがあります。
二人でバリバリ稼げる時期、
子供が小さくて、時短勤務を余儀なくされる時期、
子供にお金がかかって、なかなか貯蓄ができない時期…
そんな様々な時期があるにもかかわらず、
いつでも同じ金額を積み立てていくのは現実的ではありません。
その時その時に合った、積立金額があるはずです。
例えば、保険で貯蓄をするとなると、
積み立てる金額(保険料)を変更しようとしたとき、
部分解約になり、解約控除が発生することもあり得ますが
投資信託の積立であれば、毎月積立金額を自由に設定することも可能です。
子供が私立の学校に通いだしてからの数年間など、
家計のピンチの時には、積立額を変更したり、お休みしたりすることも自由です。
ライフプランに合わせて、無理ない形で資産形成を継続できる可能性が高いです。
③インフレに強い資産形成が目指せる
このところ横ばいが続く教育費ですが、
子供たちの教育費は、今後どのくらい高騰しているのでしょうか?
10年後、15年後…
それは誰にも正確には分かりません。
しかし、運用することで世の中がインフレ傾向になった時に、
株や不動産を組み入れて運用を続けていれば、
インフレに強い(物価上昇とともに資産価値も上昇する)
資産を自分自身で形成していくことも可能です。
適切に運用をすることは、自分自身の資産を守ることでもあります。
補足
もし、投資用口座で貯めたいお金の目的が老後資金のみである場合では、
iDeCoを使ってまず資産形成するのもありです!
老後資金の形成に関して、節税効果の高さでいうとiDeCoに勝るものはありません。
ここは、何をおいてもまずiDeCoを積極的に活用していくべきです。
注意:iDeCoは60歳まで引き出せませんので、教育費などが途中必要な場合は、積み立て金額の設定に気をつけましょう。
まとめ
共働きなので、なんとなくお金の流れがよく分からない…そんな時は、
『共働きで収入の入り口が多いからこそ、管理する口座は少なくする』
というポイントが抑えられているかどうか、まず確認してください。
資産を管理する金融機関の数は、資産が大きく育ってからで決して遅くはありません。
せっかく2か所から収入が入ってくるのです。
お金を見える化する仕組み→お金が貯まる仕組み
をしっかり作っていきましょう!