2019.09.20(Fri)
キャリア・アラフォー女性あるある!出産後陥りやすい赤字家計の罠
貯蓄子供が小さなうちは、そんなに目立った支出もないものの
小学生を上がる頃には、その『ちょっとの支出』が
おっと、『存在感ある支出』に変化しているのはよくある話。
今日は、アラフォー出産ママ(とくにバリバリキャリアを積み上げてきたママ)
が特に陥りがちな赤字家計に潜む罠についてお話していきます。
アラフォーで出産。教育費と老後資金を本気で貯めたいなら。
①上がってしまった生活水準を、そのまま続けてしまう
子供ができたら急に所帯じみた生活をするわけではなく、
それなりに自分のオシャレや時間を楽しめるような生活を送りたい…
それには、若い時に沢山仕事をしておかなければ!
と思ってがむしゃらに働く時期があった三島です。
なので、子供ができたから…といって、すぐに自分が築き上げてきたスタイルを崩したくない気持ち、よ~くわかっているつもりです。
でも、学費以外で子供ができるとじわりじわりと増える支出って、あるんです。
例えば…
・習い事(自らの意思で増やしたいという子供も…)
・旅費(小学生になると大人の半額はかかります)
・食費(小学生近辺から徐々に本格的に食べます!!)
・子供服や靴(すぐに着れなくなって毎年買い替えです)
未就学児の頃は気にならなかった支出でも
小学校に上がる頃から存在感を増してくる支出って結構あるんです!
そんな中で、意識を変えずに消費を重ねていると、あっという間に家計は赤字になってしまいます。
子供が小さなころのお金のかかり方と、
小学生になってからのかかり方は違います。
特に子供が小さなうちは、『まだ余裕があるなぁ』くらいの家計になっていると
大きくなった時に慌てなくて済みます。
『子供ができてから、なかなか貯蓄ができない…』という方は
まずは、数カ月間家計簿をつけてみてください。(アプリでもOK)
『どの項目に、どれくらいの支出があるのか』
まず把握することが家計改善の第一歩になります。
②『子供にもいいものを!』の積み重ねで予想外の支出に!
『自分へのご褒美!』や『せっかくだから良いものを…』と
自分自身に何かを購入するときに、そんな思いで選択されてきた方も多いと思います。
…ご自身にとっての必要なもの、それでいいと思います。
でも子供に対しても、同じことを続けしまうと
後にそれがボディブローのように効いてきます。
例えば、洋服。
子供の場合、サイズアウト・汚れ・破れなどが理由で
シーズンごとに洋服を買い替えることも少なくありません。
靴だって、この間かったと思ったらすぐサイズアウト…。
わざわざ大きめを買って、サイズの合わないものを選ぶ必要は
ないと思いますが、必要以上に高価なものを買い与えるのは
費用対効果がないような気がします…。
ここはひとつ、シビアになってください!
また習い事…。
これも結構悩ましいところです。
オリンピックを目指す、プロを目指すために始めた習い事であれば、
ある程度お金をかける覚悟をして挑むべきでしょう。
しかし、教養のためやまずは経験…というスタンスであれば
後々かかる教育費に備え、習い事に関してあらかじめ、
余裕が出る形で予算を設定しておくことは重要です。
(目安としては家計の7%程度まで)
特に二人目、三人目のお子様がいらっしゃる場合は、どの子にも同じような環境を与えてあげられるような予算組が大切です。
子どもが3,4歳になる頃… 確かに、周りが習い事をしだすと
気持ちが焦ってくるのも理解できます。
でも本人の意思も明確でない時期から、
複数の習い事をして家計を圧迫させてしまうより、
本人の希望や意思がでてきてから、
望む習い事を集中的にサポートしてあげるのも選択肢です!
一旦始めた習い事を親の都合だけで整理したりやめさせたりするのは、心苦しいもの。
気軽に習い事を始める方も多いと思いますが、
本人の意思の確認と長期的支出になる覚悟をもって選択したいものです。
③収入の変化を織り込まず赤字!特に家計を支えているママは注意!
時短を経験したママなら実感があるはず!
『時短すると、こんなにお給料って違ってくるんだ…』と。
子供が生まれる前は、働きたいだけ働いていたママも
子供が生まれてからでは、
・子供の病気
・自身の体力の低下
・残業ができない
などが理由で、仕事内容や収入に変化が多い人も少なくありません。
特に子供が3歳くらいまではしょっちゅう熱をだしたりするので、
いつ保育園からの連絡が会社に入るか…ドキドキした経験がある方も
多いのではないでしょうか?
『子供ができてからも同じような水準で働ける・収入がある』
という前提に無理がないかどうか?
これからお子様が生まれる方は、冷静に見極める必要があります。
特に、家計をしっかりママも支えている場合は、ママの収入の変化がそのまま響きます!
収入の変化で毎月赤字・もしくは貯蓄ができていない状況になってしまっているのであれば、
やはり、①、②に該当していないのか、確認する必要があります。
人生の変化で、収支は常に変わるものです。
ご自身の気持ちが、その変化に常についていくことが難しい時もあるかもしれませんが、
将来『困った!』という状況にならないよう、
変化にちゃんと気がつくこと、そしてその変化に対応する姿勢をもつことは
常に必要になってきます。