自社株を買っている方に知っておいていただきたいこと。

あ!またいらっしゃいました…。

運用資産の半分以上が自社株に偏っていらっしゃる方…。

日々お客様の資産状況を確認していると、よく出てくるこのパターン。

特に一部上場企業にお勤めで、転職なんて考えたこともないという方に多い傾向があります。

よくよくお話をきいてみると、『自社株を買っていると買付額の〇%が上乗せされるからとってもお得なんです』とか、『買い付けの補助金として〇円出るんですよ~。』とのこと。

分かります…確かに確かに、お得なように聞こえます。

自社株を持たれること自体に関して、異を唱えるつもりはありませんが、『保有する金融資産の中で持ち株の比率が半分以上を超えてしまっている』という状態は決してファイナンシャル的に健康な状態とは言えないでしょう。(詳しくはあなたの資産配分は健康ですか?をご覧ください。)

『ある特定の会社の株を1社だけ所有する』というのは、資産運用としては相当偏った運用をしていると言わざるを得ません。(投資の資産はあくまでも分散&長期。後日これについても書いていきます)

資産運用で目標とする金額の資産を形成する、つまり『楽しみや趣味としての投資』ではなく、『仕事』として資産運用をされるのであれば、考え直す必要があります。

確かに自社株を購入することによって、自分自身の仕事に対する士気が上がる!会社を個人としても応援したい!という気持ちがある方もたくさんいらっしゃると思います。

また、役員の方で自社株を全く持っていないというのは難しい…という役員の方もいらっしゃいます。

しかし、ご説明差し上げるとほとんどの方が、ご自身が思っているよりも大きなリスクを取りながら運用されているという事実に気が付かれまます。

 

例えば、日本を代表するトヨタさんのここ10年間(2010年~2019年2月6日現在)の株価の推移を確認してみましょう。*日経の会社情報DIGITALを参考にしています。

年で比較してみると、2011年11月24日に付けた2,330円が最安値です。

そして、2015年3月24日につけた8,783円が最高値です。

本日2019年2月6日の株価は6711円です。

 

 

 

どうでしょうか?あの、トヨタさんでもこのブレ幅です。

想像されていたより、結構値動き大きくないですか?

いくら買い付けの時に会社から買い付け金額の数%の補助金がついたとしても、これくらいの値動きがあれば、一気に吹き飛んでしまいそうです。

ご自身の会社の株価の推移はいかがでしょうか?

今後、過去の最安値以上に下がることもあり得ますし、過去の最高値以上に株価が上がることもあると思いますが、少なくとも過去の株価の値動きの幅はしっかり確認しておきましょう。

自身の運用資産において『過度に自社株比率を高めすぎること』は資産運用の面でも、また会社に万が一(倒産や不祥事でお給料が激変)があった時のリスクヘッジの面においてもお勧めできるものではありません。

『お給料が下がった時に、自分の資産も大幅に減ってしまう』というのでは困ります。

人によって違いはありますが、最大でも全体の金融資産の8%未満くらいが妥当な方が多いのです。

そのあたりもトータルにお考え頂いた上で、『自社株をどれくらい持つのか?』を冷静に判断してください。

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